
「デブ」という言葉で自分を責めてしまったこと、ありませんか。
痩せていることが良いとされる価値観の中で、私はダメなんだ、もっと痩せなきゃ、と思い続けてきた方は多いと思います。
スピリチュアルな見方をすると、身体は魂が選んだ器だとされています。ふくよかな身体には、その形だからこそ持てるものがあります。今日は、そちらの側から見ていきます。
「デブ」は、誰かが決めた基準の言葉です
この言葉は、外から持ち込まれた物差しです。
あなたの身体はこの世界にひとつしかないもので、その価値を誰かの基準で測る必要はありません。基準は時代によっても文化によっても変わります。ふくよかであることが豊かさや美しさの象徴とされた時代のほうが、人類の歴史では長いです。
今の基準がたまたまそうなっているだけ、という見方をしておいてください。
ふくよかな身体が持つ力
人を包み込むエネルギー
ヒーラーやカウンセラーの方を思い浮かべてみてください。ふくよかで温かい雰囲気の方が多いと感じませんか。
丸みを帯びた身体には、人を包み込むような安心感があります。大地のような安定感、海のような受容性。そういうエネルギーを自然と纏っていると読まれます。
一緒にいると安心する、話しやすい。そう言われることが多い方は、身体が持つ質が伝わっているのかもしれません。
グラウンディングの錨として
スピリチュアルな感性が強い人は、意識が上のほうに向かいがちです。それ自体は良いことですが、この世界で生きている以上、地に足がついていることも必要になります。
ふくよかな身体は、繊細な魂をこの地上につなぎとめる錨として機能する、という考え方があります。
エネルギーワークでは、グラウンディングが基本です。高次のものを扱うときほど、大地とのつながりが要ります。身体の重みや厚みが、その安定を担っているという見方をします。
体型の理由を、一つに決めないでください
ここは正直に書きます。
スピリチュアルの世界では、脂肪を心の鎧として説明することがあります。傷つかないように身体が守ってくれている、という読み方です。
優しい説明ですし、しっくりくる方もいると思います。ただ、この読み方を全員に当てはめるのは違うと考えています。
体型には、遺伝、体質、ホルモン、服用している薬、生活の環境、持病が関わります。甲状腺の働きや、多嚢胞性卵巣症候群のように、体重に直接影響する病気もあります。これらはどれも、心の状態とは関係がありません。
体型の原因を心に求めると、こうなります。「意志が弱いから太っている」を否定したつもりが、「心が癒えていないから太っている」に置き換わる。責める言葉が変わっただけで、自分を責める構造はそのまま残ります。
だから、この記事では原因を説明しません。
今の身体がどういう理由でここにあるのかは、分からなくていいです。分からないまま、今の身体と付き合っていくことはできます。
食べることが止まらないとき
お腹がいっぱいなのに食べ続けてしまう。そういう状態がある方もいると思います。
スピリチュアルには、心の渇きが食べる行為に向かうという読み方があります。愛情、安心感、自分への肯定感。足りないものを何かで埋めようとしている、という説明です。
この読みが役に立つ場面もあります。ただ、その前に知っておいてほしいことがあります。
自分で止められない状態が続いているなら、それは治療の対象になります。
食べ始めると止まらない、食べたあとに強い自己嫌悪が来る、食べたことをなかったことにしようとする、食べることが頭から離れない。こうした状態が続いているなら、摂食障害の可能性があります。
意志の問題ではありません。病気として扱われていて、治療の方法があります。
相談先としては、心療内科や精神科、摂食障害を扱っている外来があります。国立精神・神経医療研究センターの摂食障害全国支援センターが運営している「摂食障害相談ほっとライン」では、本人だけでなく家族からの相談も受け付けていて、医療機関の案内もしてもらえます。厚生労働省の摂食障害情報ポータルサイトにも情報がまとまっています。
スピリチュアルな読みと、治療を受けることは両立します。どちらかを選ぶ必要はありません。
責めることからは、何も始まりません
意志が弱いから、自分に甘いから。そう自分を責めてしまうことはありませんか。
自己否定を燃料にすると、続きません。責めて動く状態は、動けなくなったときに次の責め言葉が来るだけです。
今の私も大丈夫だ、と思えるところから始めてください。順番として、それが先です。
身体を整えることが目的なら、それは痩せるためではなく、この身体と長く付き合うためのものです。罰として食事を減らすのではなく、身体が楽になる方向へ動かす。同じ行動でも、どちらの気持ちからやっているかで続き方が変わります。
なお、具体的な食事や運動の内容については、この記事では書きません。人によって適した形が違いますし、体質や持病によっても変わるからです。必要なら、医師や管理栄養士に相談してください。
身体がしてくれていること
もし今、自分の身体に複雑な気持ちを抱えているなら、時々でいいので思い出してみてください。
今日も歩いた。呼吸をした。何かを感じた。当たり前に思っていることの一つひとつが、身体がしてくれていることです。
好きになれなくても構いません。感謝しなければいけないわけでもありません。ただ、動いてくれていることは事実として置いておく。それくらいの距離感から始めて大丈夫です。
よくある質問
Q. デブはスピリチュアル的に悪いことですか
A. 体型に良い悪いはありません。ふくよかな身体は、グラウンディングの強さや包容力と結びつけて読まれることが多いです。
Q. 痩せたいと思うのはいけないことですか
A. 自然な気持ちです。ただ、自分を責める気持ちから始めるより、今の自分を認めたところから始めたほうが、心身ともに無理がありません。
Q. 太る原因は、心の問題ですか
A. そう説明されることもありますが、体型には遺伝、ホルモン、薬、持病など、心とは関係のない要因が多く関わります。原因を心に求めると自分を責める材料が増えるので、この記事では原因を特定しない立場を取っています。
Q. 食べすぎてしまうのはなぜですか
A. 心の渇きとして読む考え方はあります。ただ、自分で止められない状態が続いているなら、摂食障害の可能性があるので医療機関で相談してください。
Q. 何から始めればいいですか
A. 体型を変えることより先に、自分を責めるのをやめるところからで構いません。それだけで十分に始まりです。
まとめ
ふくよかな身体には、その形だからこそ持てるものがあります。包み込む力、地に足のついた安定感。
そして、今の身体がどういう理由でここにあるのかは、分からなくていいです。理由を突き止めなくても、今の身体と付き合っていくことはできます。
あなたの価値は、体重計の数字では測れません。それだけは覚えておいてください。
※この記事は占い・スピリチュアルの観点から書いたものです。医学的な診断や治療の代わりにはなりません。体重の変化が急である場合、食行動を自分でコントロールできない状態が続いている場合は、医療機関で相談してください。摂食障害は治療の方法がある病気です。心療内科、精神科、摂食障害を扱う外来のほか、摂食障害全国支援センターの相談窓口でも医療機関の案内を受けられます。
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