
芍薬の季節が、毎年楽しみです。
近所のお気に入りの花屋さんで、季節の花を選ぶのが日常の小さな楽しみになっています。最近はベランダガーデニングにもすっかりハマって、ハーブ中心のプランターが並ぶようになりました。夏は水やりがあるので、植物が気になって旅行にも行けないほどです。
それだけ、植物との暮らしが生活の一部になっているということでもあります。
風水やスピリチュアルの世界では、部屋の清らかさと運気はつながっていると考えます。掃除と整理整頓が土台にあって、その上で空間に生気を運んでくれるのが、生花です。
生花が持つ「生気」
花や植物は、生きている存在です。その一瞬一瞬に放たれる生命のエネルギーが、部屋全体の気を整えてくれる。風水やスピリチュアルでは、そう考えます。
日々の暮らしの中で、気持ちの波は避けられません。イライラした日、落ち込んだ日の重たい空気を、やわらかく中和してくれるのが、生きている花の力です。部屋に生花を置くことは、浄化のひとつでもあります。
これは、スピリチュアルな話だけではありません。
アメリカのラトガース大学の研究では、花を贈られた人の多くが、心からの笑顔を見せ、その後数日間も気分がよい状態が続いたと報告されています。日本でも、生花を眺めることで気持ちがリラックスする、という研究がいくつも行われています。花を見て「ほっとする」感覚には、ちゃんと裏づけがあります。
生花を飾ると変わること
気分 花や緑を目にすると、気持ちが落ち着きます。花のある部屋とない部屋では、同じ部屋でも過ごし方が変わってきます。
運気 花風水では、生花には生の気が流れていて、まわりの気をよくし、いい運気を運び込むとされています。
空間の印象 自然の色や形は、インテリアとしても優秀です。無機質になりがちな部屋が、一輪あるだけで変わります。
集中力 職場や書斎に植物を置くと、集中しやすくなるという報告もあります。
自分の扱い方 花を買って、水を替えて、しおれたら片づける。手間のかかることを自分のためにする時間が、暮らしの中に生まれます。
造花・ドライフラワーとの違い
スピリチュアルな見方で言えば、造花やプリザーブドフラワー、ドライフラワーは、生の気を持ちません。生きていないからです。そこは、はっきりした違いです。
ただ、造花やドライフラワーを選ぶ理由は、人それぞれです。
花粉やにおいで具合が悪くなる方。小さな子どもやペットがいる家庭。家を空けることが多い方。手入れの時間が取れない時期にある方。
こういう事情がある方が、運気に本気でないわけではありません。
置けないなら、置けるもので整えればいいんです。ドライフラワーでもいいですし、鉢植えの観葉植物なら手間も少なくて済みます。造花を選ぶなら、ほこりがたまりやすいので、ときどき拭いてあげてください。手入れされている造花と、ほこりをかぶった造花とでは、空間への働きがまったく違います。
生花が向いているのは、手入れを楽しめる余裕がある時期です。余裕がない時期に無理をすると、枯らした花を見て落ち込むことになってしまいます。
ペットがいる家は、花の種類に注意
猫がいる家では、特に気をつけてください。
ユリの仲間は、猫にとって強い毒になります。花びらや葉を少しかじったり、花粉をなめたり、花瓶の水を飲んだりしただけでも、腎臓に重い障害が出ることがあります。猫がいる家には、ユリは置かないのがいちばん安全です。
ほかにも、チューリップ、スイセン、アジサイなども、猫や犬が口にすると中毒を起こすことがあります。ペットがいる家では、飾る前に種類を調べるか、手の届かない場所に置いてください。もし口にしてしまったときは、様子を見ずに、すぐ動物病院に相談してください。
花代について
私は、月に2万円ほどを花にあてています。
ただ、これは自分の楽しみとしてそうしているだけで、いくら使うべき、という話ではありません。
一輪でも、生花の気は出ます。スーパーの花コーナーでセールの花を買って、一週間眺めるのでも十分です。以前お花のセールが多いエリアに住んでいましたので、色んなお花の種類を買っていました。今は仏様用のお花セレクトのお花屋さんが近いので百合を買うようになりました。
お部屋で見かける度にちょっぴり良い気分になれます。
花風水の飾り方
色と運気
恋愛運には、ピンクや赤 バラ、ダリア、ガーベラ、芍薬。方角は、良縁を呼ぶ東南がよいとされます。香りのいい花は、さらに効果が上がりやすいと言われます。
金運には、黄色 ガーベラ、バラ、ピンポンマム。方角は西です。
浄化や人間関係には、白 バラ、ガーベラ、トルコキキョウ、カスミソウ。置く場所を選びません。白いユリも定番ですが、猫がいる家では避けてください。
場所別の飾り方
玄関 家の入り口に飾ると、家じゅうにいい気が広がります。シューズボックスの上など、入ってすぐ目に入る場所を選んでください。
キッチン 火と水を使うので、気のバランスが乱れやすい場所です。一輪でも置いてみてください。
寝室 一日の疲れを癒す場所です。サイドテーブルの上などに。香りの強い花は眠りに影響することがあるので、控えめな香りのものを選ぶと過ごしやすくなります。
長持ちさせるコツ
水はこまめに替える 濁った水は、花にも空間にもよくありません。
茎を切り戻す 水の中で茎を斜めに切ると、水の吸い上げがよくなります。
花瓶を洗う 雑菌が増えると、水を替えても持ちが悪くなります。
しおれたら片づける 枯れた花をそのままにしておくのは避けてください。しおれてきたと感じたら、早めに交換を。
毎日の水替えが難しい日もあります。最初は週に2、3回からで構いません。慣れると、自然と習慣になります。
よくある質問
造花やドライフラワーは、だめですか
生の気という点では違いがあります。ただ、手入れされている造花は、空間を整える働きをします。事情があって生花を置けないなら、置けるもので構いません。
一人暮らしで、毎日の水替えが難しいです
週に2、3回から始めてください。一輪だけにすれば手間も減ります。持ちのいい花を選ぶのもひとつの方法です。
初心者でも長持ちする花は
ガーベラ、トルコキキョウ、スプレーカーネーションは、比較的長持ちします。スーパーの花コーナーでも手に入ります。
花を買う余裕がありません
無理に買う必要はありません。窓を開けて空気を入れ替える、掃除をする。空間を整える方法は、ほかにもあります。
→ 自宅でできるセルフ邪気払い|空間と自分を清める方法と、読む前に確認してほしいこと
→ 掃除で家をパワースポットにする方法|場所別の順番と、続かない人のための工夫
今週、一輪いかがですか
部屋に生花を飾ると、空間の感じ方が変わります。
一輪でも十分です。金額でも本数でもなく、生きているものが部屋にある状態が、気を動かします。
置ける時期には置いて、置けない時期には無理をしない。そのくらいの距離感で続けるのが、いちばん長持ちします。
花の力をもっと身近に感じたい方は、花の持つエネルギーを使うフラワーエッセンスの記事も読んでみてください。






