
金運アップのおまじない、試してみたいけれど、何から始めればいいかわからない。
そんな方のために、日本に古くから伝わるものから海外で広まっているものまで、やり方と由来を一緒にまとめました。
おまじないの前に、ひとつだけ
おまじないのいいところは、思い立ったその日にすぐできて、お金もかからないこと。そして、神様や仏さま、昔から伝わる言葉が味方についてくれている、という安心感があることです。一人で不安を抱えているとき、その安心感は思っている以上に心を支えてくれます。
やるときに大事なのは、「もしかしたら」という気持ちで向き合うことです。
「どうせ効かない」と思いながらやると、その気持ちのほうが強く残ります。心から信じなくても大丈夫です。半信半疑のままでいいので、「試してみよう」くらいの軽さで始めてみてください。
日本のおまじない
トイレ掃除をしながら真言を唱える
トイレには、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)という仏さまがいるとされています。不浄なものを清める力を持つ明王で、禅寺のトイレにまつられていることもあります。
やり方:トイレ掃除をしながら、烏枢沙摩明王の真言「おん くろだのう うんじゃく そわか」を唱えます。回数は3回、5回、7回などの奇数にします。
トイレをきれいにすると金運が上がる、という話はよく聞きますが、この真言と合わせることで、掃除そのものが小さな祈りの時間になります。毎日でなくても、掃除のたびに続けることが大事です。
カエルの置物を玄関に置く
カエルは「お金がかえる」「無事にかえる」に通じる縁起物です。口にコインをくわえた三本足のカエルは、中国の風水から来た「金蟾(きんせん)」という金運のお守りです。
やり方:カエルの置物を玄関に置き、外出前にそっと触れて「使ったお金が、また戻ってきますように」と伝えます。お金が戻ってきたと感じたときは、置物にお礼を言うのを忘れずに。
同じく玄関や窓辺に置く縁起物に、招き猫があります。右手を上げている猫は金運を、左手を上げている猫は人やご縁を招くと言われます。カエルと並べて置いてもかわいいです。
蛇の抜け殻を財布に入れる
蛇、とくに白蛇は、弁財天の使いとして金運の象徴として大切にされてきました。脱皮をくり返す姿が、再生や豊かさの広がりに重ねられています。寺社仏閣などで季節で配布されています。
やり方:蛇の抜け殻をひと切れ、財布の内ポケットに入れておきます。人には見せないでおきます。
→ 弁財天と金運|才能から豊かさを引き出す神様と、参拝の作法・巳の日・銭洗い
一粒万倍日に、財布を使い始める
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、一粒のもみが万倍にも実って稲穂になる、という意味の吉日です。この日に始めたことは大きく育つとされ、新しい財布を下ろしたり、お金を入れ始めたりする日として昔から選ばれてきました。
やり方:新しい財布を用意したら、一粒万倍日を待って使い始めます。財布を新しくしなくても、この日に財布の中を整えて、お札を一枚、向きをそろえて入れ直すだけでも構いません。
一粒万倍日は月に数回あり、カレンダーや暦のサイトで確かめられます。天赦日(てんしゃにち)と重なる日は、さらに縁起がいい日とされています。
満月の夜に、財布を月に向ける
やり方:満月の夜、財布の中身を全部出して、空の財布の内側を月明かりに向けます。「今月もありがとうございました」と、すでに受け取ったものへの感謝を伝えてから、中身を戻します。
中身を出したついでに、レシートや使っていないカードを整理しておくと、財布もすっきりします。満月の夜のお金の見直し方は、こちらでも詳しく書いています。
→ 満月の手放しリチュアル|由来と世界の習わし、眠れない夜の過ごし方、お金の見直しまで
海外のおまじない
トリンカファイブ
海外から伝わった、金運の呪文です。日本でもSNSが広まるずっと前から、よく効くおまじないとして知られてきました。「古代ヨーロッパから伝わる」と紹介されることもありますが、はっきりした由来はわかっていません。
やり方:「トリンカファイブ、トリンカファイブ、トリンカファイブ」と3回唱えます。移動中や寝る前、お財布を開いたときなど、思い出したときにいつでも唱えられます。
もっと本格的にやりたいとき:3回唱えたあとに、英語の呪文の全文を続けます。
Trinka five, trinka five, ancient spirits come alive, money grow and money thrive, spirits of the trinka five.
意味は、こんな感じです。
トリンカファイブ、トリンカファイブ いにしえの精霊たちよ、目を覚まして お金よ、育って、豊かに栄えて トリンカファイブの精霊たちよ
いにしえの精霊たちに呼びかけて、お金が育ち、栄えるように力を貸してもらう、という呪文です。「トリンカファイブ」という言葉そのものの意味は、はっきりわかっていません。精霊たちの名前として唱えられています。
言い回しにはいくつかバリエーションがあります。3回だけでも、全文でも、自分がしっくりくるほうで大丈夫です。いつでもどこでも唱えられる手軽さが、長く親しまれてきた理由です。
ガネーシャに祈る(インド)
ガネーシャは、象の頭を持つヒンドゥー教の神様です。「障害を取り除く神」「商売繁盛と学問の神」として、インドでは何かを始める前に最初に祈りを捧げる存在です。日本でも、置物やスマホの待ち受けにしている人が多くいます。
やり方:朝、ガネーシャの置物や画像に向かって手を合わせ、「オーム・ガン・ガナパタイェ・ナマハ(Om Gam Ganapataye Namaha)」と唱えます。置物がなくても、画像で十分です。
月初めにシナモンを吹く
月の初日に、シナモンを玄関から家の中へ吹き入れるおまじないです。中南米のスピリチュアルが由来と紹介されることが多く、数年前にSNSで世界的に広まりました。
やり方:月の1日に玄関の外に立ち、手のひらにシナモンパウダーをひとつまみのせます。「豊かさが、この家に入ってきますように」と思いながら、家の中に向かってふっと吹きます。
粉を吸い込むとむせることがあるので、吹くときは息を吸わないように。量はごく少しで十分です。集合住宅の共用部分に撒くのはやめて、終わったら軽く掃除しておくと気持ちよく過ごせます。
月の初めに「ラビット・ラビット」と言う
イギリスやアメリカに古くからある言い伝えです。月の1日、朝起きていちばんに「Rabbit, rabbit(ラビット、ラビット)」と言うと、その月は幸運に恵まれるとされています。ウサギはたくさん子どもを産むことから、繁栄と豊かさの象徴だそうです。
アメリカのルーズベルト大統領も、毎月これを言っていたという話が残っているレベルで古くからあるおまじないですね。
やり方:月の1日の朝、目が覚めたら、ほかの言葉を口にする前に「ラビット、ラビット」と言います。前の晩に枕元にメモを置いておくと、忘れずに言えます。
月初めのシナモンと組み合わせると、朝は「ラビット、ラビット」、そのあと玄関でシナモン、という月の始まりの小さな儀式になります。
緑のキャンドルを灯す(ウィッカ)
西洋の魔女の伝統を受け継ぐウィッカでは、緑は豊かさと繁栄の色で、緑のキャンドルを使う金運の儀式がよく知られています。
やり方:緑のキャンドルに火を灯し、豊かさが自分のところへ流れてくる様子を思い描きます。「私は豊かさを受け取ります」と声に出し、しばらくそのイメージを保ちます。
火を使うので、燃えやすいものから離して、そばを離れないでください。燃え尽きるまで待たずに、区切りのいいところで消して大丈夫です。
日常でできる金運の習慣
おまじないと一緒に続けたい習慣です。
- 財布の中を整える:レシートをためない、お札の向きをそろえる、使わないカードを抜く。財布がすっきりすると、お金の流れも整います
- 古い靴を手放す:くたびれた靴は運気を停滞させると言われます。ときどき靴箱を見直してみてください
- 柑橘系の香りを取り入れる:レモンやグレープフルーツの香りは、金運と相性がいいとされています
- 部屋を掃除する:私は気分をリセットしたいとき、カーテンを洗ったり、部屋全体の掃除に励んだりします。空気が入れ替わると、気持ちも新しくなります。トイレの真言と同じで、掃除そのものが運気を整える時間になります
→ 掃除で家をパワースポットにする方法|場所別の順番と、続かない人のための工夫
おまじないを続けるコツ
全部やろうとすると続きません。「これなら楽しく続けられそう」と思えるものを、ひとつだけ選んでください。
そして、結果を急がないこと。「来るものは来る」くらいの気持ちでいるほうが、おまじないは長続きします。
「絶対に金運が上がる」とうたう高額な開運グッズや祈祷には、気をつけてください。ここで紹介したおまじないは、どれも家にあるものや数百円のもので始められます。
→ お金が貯まらないスピリチュアルな理由|お金のブロックの正体と外し方
よくある質問
即効性のあるおまじないはありますか
「すぐにお金が入る」と約束できるおまじないはありません。でも、どのおまじないも今日すぐに始められますし、トイレ掃除や財布の整理のように、その日のうちに気分が変わるものもあります。気持ちが軽くなると、お金の使い方も少しずつ変わっていきます。
今すぐお金が必要で、切羽詰まっています
そんなときこそ、すぐにできて無料のおまじないは心強い味方です。不安でいっぱいのときに、手を動かせることがあるだけで少し落ち着けます。
ただ、おまじないは明日の支払いまでは払ってくれません。気持ちが落ち着いたら、市区町村の「自立相談支援機関」や多重債務の相談窓口、法テラスなど、無料で相談できるところも頼ってください。おまじないで心を支えて、窓口で現実を動かす。両方あれば、一人で抱え込まずに済みます。
いくつか同時にやってもいいですか
構いませんが、最初はひとつに絞るのがおすすめです。慣れてきたら、日本のものと海外のものを組み合わせても大丈夫です。
効果がないと感じたら、どうすればいいですか
1〜2か月続けてもしっくりこなければ、別のおまじないに変えてみてください。自分に合うものは、人によって違います。
おまじないは、意識をお金に向けるための道具
おまじないは、自分の意識をお金のエネルギーに向けるための道具でもあります。
唱えたり、磨いたり、手を合わせたりしているうちに、「豊かさを受け取ってもいい」という気持ちが少しずつ育っていく。それが、おまじないのいちばんの効果なのかもしれません。








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