
自分のオーラは何色なんだろう。
占いの場で「あなたのオーラは青ですね」と言われて気になった。人によって言われる色が違って、どれが本当なのかわからない。そもそも自分には見えないし、感じたこともない。
オーラの色を調べている方の多くは、たぶんこのあたりで止まっていると思います。
この記事では、オーラという考え方がどこから来たのか、「見える」と言われる現象がどう説明されているのかを先に書いてから、色の意味と、自分の色の見つけ方に入ります。見えなくても困らない、というところまで読んでもらえたらうれしいです。
オーラとは何か
オーラは、人の体のまわりに広がっているとされるエネルギーの層のことです。体だけでなく、気持ちや考え、その人らしさまでが外ににじみ出ている。そんなイメージで語られます。
言葉のもとをたどると、ギリシャ語では「そよ風」、ラテン語では「風」「香り」「輝き」といった意味だったとされます。目に見える形というより、ふっと漂ってくるもの、という感覚が最初からあったのかもしれません。
体のまわりの光に色を当てはめて体系にしたのは、19世紀から20世紀にかけての欧米の神智学の人たちでした。日本には大正時代ごろ、その著作を通じて広まったとされます。
日本で一気に身近になったのは、2005年から2009年に放送されたテレビ番組「オーラの泉」でした。2000年代後半のスピリチュアルブームのきっかけになった番組とされています。「あの人はオーラがある」という言い方が日常で使われるようになったのも、このころからだと思います。
「オーラが見える」はどういうことか
オーラが見えるという人は、昔から一定数います。それがどういうことなのか、研究の側からはいくつかの説明があります。
共感覚という見方
スペインのグラナダ大学の研究チームは2012年、「人のまわりに色が見える」というヒーラーたちを調べました。その中には、人の顔や感情に色を感じる「共感覚」を持つ人が多かったと報告しています。
共感覚は、文字に色を感じる、音に色が見えるといったように、ひとつの感覚にもうひとつの感覚がついてくる現象です。人の気持ちを敏感に感じ取る人が、それを色として受け取っている。そう考えると、「見える」と言う人の話が嘘ではないことも、見えない人がいることも、両方説明がつきます。
オーラ写真について
「オーラが写る」として知られるキルリアン写真は、物に高い電圧をかけて、そのまわりで起きる放電の光を撮ったものです。光の大きさや形は、湿り気や汗、押しつける強さで変わることがわかっています。汗をつけた硬貨でも写ります。健康状態や気分を写しているものではありません。
だから、見えなくても大丈夫
ここまでをまとめると、オーラの色は「目で見て確かめる正解」があるものではなさそうです。その人の雰囲気や、今の状態を、色という言葉で受け取っている。そう考えるのが近いと思います。
だから、見えなくても何も困りません。むしろ気にしてほしいのは、ある色を言われたとき、ある色に惹かれたときに、自分の中で何が動いたかのほうです。
オーラの色の意味
ここからは、それぞれの色がスピリチュアルの世界でどう読まれてきたかです。「あなたは何色の人」と決めるためではなく、今の自分の状態を映す鏡として読んでみてください。
赤
行動力、情熱、生きる力の色です。何かを始めたいとき、前に進む力が満ちているときに強くなるとされます。
濃すぎる赤は、怒りや焦り、張りつめた状態として読まれることもあります。赤が気になる時期は、勢いがあるぶん、休むことを忘れていないか見てみてください。
オレンジ
人とのつながり、楽しむ力、感情の豊かさの色です。人と会うのが楽しい時期、何かを作りたくなる時期に出やすいとされます。
黄
明るさ、好奇心、考える力の色です。学ぶのが楽しいとき、頭がよく回っているときの色です。
強すぎる黄は、考えすぎて頭だけが忙しい状態として読まれることもあります。
緑
癒し、調和、育てる力の色です。人の話を聴くのが自然にできる人、自然の中にいると落ち着く人に多いとされます。
緑が気になるときは、誰かを癒すだけでなく、自分も癒される側に回っていい、という合図かもしれません。
青
誠実さ、伝える力、落ち着きの色です。言葉で気持ちを伝える力がある人、まっすぐな人の色とされます。
青に惹かれる時期は、言いたいことを飲み込んでいないか、少し振り返ってみてください。
紫・藍
直感、洞察、内側の世界の色です。物事の奥にあるものを感じ取る力が強い人に多いとされます。
ひとりで考える時間が増えている時期、直感が冴えている時期に強くなると読まれます。
ピンク
やさしさ、愛情、受け取る力の色です。人を大切にしたい気持ちが強いとき、恋をしているときに出やすいとされます。
自分を大切にすることを思い出してほしいときにも、ピンクに惹かれることがあります。
金
豊かさ、自信、自分の力を信じられている状態の色です。積み重ねてきたことが形になり始めた時期に現れるとされます。
白
まっさらさ、守られている感覚、新しい始まりの色です。大きな区切りのあと、気持ちがすっと澄んでいる時期の色とされます。
グレー・黒
疲れている、何かを抱え込んでいる、自分を守ろうとしている状態として読まれます。
ただ、悪い色ではありません。グレーや黒は、外からの刺激を遮って、内側を守っている色でもあります。言われてどきっとしたなら、それは「少し休んで」という合図として受け取ってください。
自分のオーラの色の見つけ方
見えなくても、自分の色を知る手がかりはあります。
今、惹かれる色を選ぶ
服、小物、ノート、何でも構いません。なんとなく手に取ってしまう色、最近気になる色を思い浮かべてください。
スピリチュアルの世界では、今惹かれる色が、今の自分の状態を映していると考えます。上の色の意味と照らし合わせてみると、思い当たることがあるかもしれません。
人から言われる印象を集める
「話しやすい」「元気をもらえる」「落ち着いている」。人から言われる印象は、自分では気づきにくい自分の色です。話しやすいと言われるなら緑やピンク、元気をもらえると言われるならオレンジや黄色、のように重ねてみてください。
鏡の前でぼんやり眺める
白っぽい壁を背にして鏡の前に立ち、体の輪郭の少し外側を、焦点をゆるめて眺めます。うっすら色や光を感じる人もいます。
何も見えなくても、それで普通です。見えたかどうかより、眺めているあいだに浮かんだ色のほうを大事にしてください。
オーラの色は変わる
オーラの色は、生まれつき決まっているものではないとされます。体調、気持ち、置かれている環境で変わっていきます。
去年は赤に惹かれていたのに、今年は緑ばかり選んでいる。そういう変化は、自分の状態が変わってきたしるしです。人によって言われる色が違うのも、会った時期や、その人が見ていた面が違うからかもしれません。
一つの色に自分を閉じ込めなくていいと思います。
オーラの色が伝えているメッセージ
色の意味を読んだら、最後に一つだけ自分に聞いてみてください。
その色が今の自分にあるとしたら、何を伝えようとしているのか。
赤なら、勢いのまま走りすぎていないか。青なら、言葉を飲み込んでいないか。グレーなら、休む時間をとれているか。
色は答えではなく、問いのきっかけです。
オーラを整えるためにできること
よく眠る 疲れているときに曇りやすいとされます。いちばん手軽で、いちばん効く方法です。
自然の中を歩く 木の緑や空の青を目に入れる時間は、気持ちをゆるめてくれます。
部屋を片付ける、洗う 身のまわりの空気が変わると、自分の雰囲気も変わります。カーテンを洗う、窓を開ける、それだけでも十分です。
気持ちを外に出す 書き出す、誰かに話す。溜め込んだものが減ると、色は澄んでいくとされます。
オーラの色とつながりが深いのが、体のエネルギーの中心とされるチャクラです。チャクラにもそれぞれ色が当てはめられています。自分の今の状態を色から見てみたい方は、チャクラの乱れをチェックする記事もあわせて読んでみてください。
よくある質問
Q. オーラが見えないのは、霊感がないからですか
そうとは限りません。研究では、人の気持ちを色で感じる共感覚を持つ人が、オーラが見えると話すことが多いとされています。見えないのは普通のことで、見えなくても自分の色を知る方法はあります。
Q. 黒いオーラと言われました。悪いことですか
悪い色ではありません。疲れている、何かを抱え込んでいる、自分を守ろうとしている状態として読まれます。少し休んでいい、という合図として受け取ってください。
Q. オーラ写真やオーラ診断のアプリは当たりますか
オーラ写真として知られるキルリアン写真は、湿り気や押しつける強さで写り方が変わるもので、健康や気分を写すものではありません。診断アプリも、楽しむ道具として使うくらいがちょうどいいと思います。
Q. 人によって言われる色が違います
オーラの色は変わるものとされているので、会った時期や、相手が見ていたあなたの面によって違って当然です。言われた色をいくつか並べてみると、自分の中にいろいろな面があることが見えてきます。
まとめ
オーラは、その人の雰囲気や今の状態を、色という言葉で受け取ったものだと思います。
見える人も見えない人もいて、色は時期によって変わります。正解の色を探すより、今どの色に惹かれていて、その色が自分に何を問いかけているのか。そこを見てみてください。
赤なら走る力、緑なら癒す力、グレーなら休む時期。どの色も、あなたが今どこにいるかを教えてくれる色です。
今日、なんとなく選んだ服の色。それがもう、ひとつの答えなのかもしれません。








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